2017年12月15日金曜日

『週刊韓国ニュース第141号』(2017.12.15)

≪ティラーソン国務長官が北朝鮮に無条件対話を提案、マクマスター補佐官は「最後で最善の機会」≫

ティラーソン米国務長官は12月12日、ワシントンDCで開催された政策フォーラムで演説し、「核放棄の準備を対話の条件にするのは現実的ではない」「私たちはいつでも対話する準備ができている」と述べ、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に対し前提条件なしでの対話を提案した。この発言に対し、韓国・中国・ロシア当局は歓迎の意を示した。
ティラーソン米国務長官が国際交流財団主催のセミナーで講演している


≪良心囚のクリスマス特赦を求めるキャンドル文化祭≫

朴槿恵(パク・クネ)弾劾決議案が国会で可決された日から1年になる12月9日、良心囚釈放推進委員会はソウル光化門広場で「積弊清算と人権回復のための良心囚全員釈放キャンドル文化祭」を開き、大統領府に「選別することなく、全ての良心囚を釈放しろ」と訴えた。
良心囚全員釈放を求めるキャンドル文化祭で青年らがサンタクロース姿で律動をしている
延世(ヨンセ)大学の金(キム)ハンソン名誉教授が旧統合進歩党の李石基(イ・ソクキ)議員らの釈放を求めている
韓(ハン)サンギュン民主労総委員長、李石基議員らの釈放を求めるプラカード


≪解雇された社員が社長に就任-MBC新社長が不当解雇者の復職を宣言≫

 公益性喪失などの理由で11月に解任された金(キム)ジャンギョン前文化放送(MBC)社長の後任として、公募による試験を経て12月7日にMBC新社長に任命された崔(チェ)スンホ社長が8日、ソウルのMBC本社に初出勤した。崔社長はMBC社員だった2012年、公正放送などを求めたストライキに参加したため解雇されていた。この日は5年ぶりの出勤。
MBC社員らが初出勤する崔スンホ社長(中央)を拍手で迎えている
1階ロビーで発言する崔社長(左)。左から2人目は金ヨングクMBC労組委員長
不当解雇者の復職を宣言する崔社長(左)と金ヨングクMBC労組委員長
復職した李(イ)ヨンマ記者が、がん闘病中にも関わらず車いすに乗り、新しい社員証で出勤している
歓迎式典に参加した6人の復職者
李記者(左)が社員、同僚らに復職の所感を述べている

2017年12月8日金曜日

『週刊韓国ニュース第140号』(2017.12.8)

≪市民ら、史上最大規模の韓米合同空軍演習の中止を要求≫

政党や市民社会団体などで構成する「戦争反対平和実現国民行動」(平和行動)は12月4日、ソウル・光化門広場で記者会見を開き、この日から始まった韓米両空軍による史上最大規模の合同軍事演習「ビジラント・エース」の中止を求めた。軍事演習にはステルス戦闘機F22など、韓米両軍の約230機が投入される。




≪良心囚釈放を求める時局宣言「選別なき全員釈放を」≫

国連「世界人権デー」(12月10日)と関連し、「良心囚釈放推進委員会」(推進委)は12月5日、ソウル市内で記者会見を開き、「積弊清算と人権回復のための良心囚全員釈放1210時局宣言」を発表した。
時局宣言には咸世雄神父、白基玩・統一問題研究所、歌手の安チファン氏など、各界各層から3194人が参与した。




≪「強制解散は憲法上の権利の侵害」旧進歩党員ら国を相手に損害賠償訴訟≫

 憲法裁判所(憲裁)が朴槿恵政権時の2014年12月4日に統合進歩党(進歩党)の強制解散判決を下したことと関連して、旧進歩党党員523人は12月4日、憲法上の権利が侵害されたとし、国を相手に損害賠償請求訴訟を起こした。

 旧進歩党の姜炳基・元非常対策委員長らは国会で記者会見し、国家の公式謝罪とともに、金淇春・元大統領室長と朴漢徹・前憲裁所長の「内通容疑」を明らかにすべきと訴えた。


2017年12月1日金曜日

『週刊韓国ニュース第139号』(2017.12.1)

≪社会的惨事特別法が成立、セウォル号惨事の真相究明のための特調委を構成≫

 国会では11月24日、セウォル号惨事と加湿器殺菌剤被害の真相究明と再発防止を柱とする「社会的惨事の真相究明および安全社会建設などのための特別法案修正案」(社会的惨事特別法)を在籍議員216人中、賛成162人、反対46人、棄権8人で可決した。
国会で社会的惨事特別法が可決された
抱き合って喜ぶセウォル号惨事の遺族ら
セウォル号惨事の遺族(右)と加湿器殺菌剤被害者がお互いを慰労している


≪正義記憶財団、日本軍「慰安婦」被害者らに女性人権賞を授与≫

「日本軍性奴隷問題の解決のための正義記憶財団」(正義記憶財団、理事長チ・ウンヒ)は11月25日、ソウルの清渓広場で「2017同行の日-私たちの手で解放を!」を開催し、雨にもかかわらず日本など海外からも多数の市民が参加した。
金福童、宋神道ハルモニらに「女性人権賞」が授与され、市民募金も伝達された。
学生らによるパフォーマンス
日本軍「慰安婦」被害者である金福童ハルモニ(右)、李玉善ハルモニに女性人権賞が授与された


≪民衆党が中央本部事務所の開所式開く≫

民衆党の中央本部事務所開所式が11月28日に開かれた。本部事務所は国会議事堂のある汝矣島(ヨイド)地域のビルに設けられた。開所式には金鍾勲、金チャンハン常任代表と主要な党職者に加えて100余人の祝賀客が集まり、「民衆政治の汝矣島時代!勝利へと進もう!」とスローガンを叫んだ。
開所式には汎民連南側本部、良心囚後援会、四月革命会、カトリック農民会、全農、全貧連、全国女性連帯、韓国青年連帯など、各界各層から代表者らが参加し祝賀した。
民衆党開所式