2018年2月23日金曜日

『週刊韓国ニュース第148号』(2018.2.23)

≪女子アイスホッケー合同チーム最終戦「私たちは1つだ」≫

女子アイスホッケー合同チームの最終戦(対スウェーデン、7-8位決定戦)が2月20日、江陵ホッケーセンターで行われた。南北の選手らは試合前、「チームコリア!」とスローガンを叫び、南北合同応援団からは「私たちは1つだ」という歓声がわき起こった。試合は1対6で敗れたが、会場には約4000の統一旗がはためいた。
会場は統一旗を手にした観客であふれ「私たちは1つだ」と書かれた横断幕が掲げられた
試合前に「チームコリア!」とスローガンを叫ぶ南北選手ら
試合後、南北選手が互いに慰労している
試合後、涙ぐむサラ・マリー監督(左)を慰労する北側のパク・チョロ監督


≪旧正月に良心囚釈放を求めるハンマダン「人権オリンピックがあれば参加できない」≫

「開こう監獄の門!2018正月ハンマダン」が旧正月(2月16日)連休中の18日、水原拘置所前で開かれ、金(キム)ハンソン延世大教授が「もし人権オリンピックが開かれれば、良心囚が20人以上いるわが国は参加できるわけがない。政府は1日も早く良心囚を釈放しなければならない」と強調し、李石基(イ・ソクキ)旧統合進歩党議員らの釈放を求めた。
水原拘置所前で開かれたハンマダン。後ろには李石基議員らの顔が描かれた横断幕がある
良心囚の釈放を訴える参加者ら
市民らによる文化公演
参加者らが「李石基議員と新時代を迎えます」と書かれたプラカードで釈放を訴えている


≪5・18民主化運動真相究明特別法案が成立へ≫

 国会国防員会は2月20日、1980年光州民主化運動におけるわい曲・隠ぺい疑惑を調査する真相究明調査委員会の設置を骨子とする「5・18民主化運動真相究明特別法案」を可決した。
 委員会は、軍による民間人虐殺事件、闇埋葬、軍の発砲責任者、戒厳軍のヘリコプターによる射撃などを幅広く調査し真相を究明する
国会国防委員会で特別法案が可決された
光州民衆抗争があった1980年5月当時、光州市内を飛行する軍ヘリコプターが市民らに射撃した
光州市内のビルにはヘリコプター射撃の銃痕が残っている

2018年2月16日金曜日

『週刊韓国ニュース第147号』(2018.2.16)

≪「南北共同応援 民族和解ハンマダン」が大盛況、韓青・学生協が文化公演≫

 平昌オリンピックと関連して、「南北共同応援 民族和合ハンマダン(ひとつの広場)」が2月10日、江原道の体育館で開催され、「韓青・民主女性会・学生協代表団」(団長、金知栄(キム・ジヨン)民主女性会会長)や総連代表団などをはじめ約2500人の内外同胞が参加した。
民族和合ハンマダンが江原道内の体育館で開催された
あいさつする李昌馥(イ・チャンボク)6・15南側委員会常任代表議長
海外同胞を代表してあいさつする申必永(シン・ピリョン)6・15海外側委員会副委員長(左から5人目)。右から2人目が金知栄団長
アンサンブルを発表する韓青・学生協代表団
大型スクリーンで共同応援する参加者ら
統一旗(朝鮮半島旗)を手に応援する参加者ら
「私たちは1つだ」と書かれた横断幕


≪安倍首相の暴言に釜山市民が猛反発「無礼きわまりない」「過去史の反省を」≫

 平昌オリンピックを契機に2月9日に開かれた韓日首脳会談で、安倍首相が「12・28韓日慰安婦合意」の履行を文在寅(ムン・ジェイン)大統領に迫り、さらにはメディアを通じて日本公館前の慰安婦像の撤去を求めたことに対して、釜山の市民社会団体が日本領事館前で「安倍暴言」を糾弾する行動を展開した。
「安倍暴言」をゴミ箱に捨てるパフォーマンス
韓米合同軍事演習の実施を求めた安倍首相を糾弾する市民ら

2018年2月9日金曜日

『週刊韓国ニュース第146号』(2018.2.9)

≪北側応援団を歓迎するレセプション、南側「私たちは1つ」北側「第2の6・15時代を」≫

 統一省は2月7日、江原道内のホテルで平昌(ピョンチャン)オリンピック北側応援団らを歓迎するレセプションを開催。千海成(チョン・ヘソン)統一省次官は歓迎あいさつで、北側応援団らに対し「(オリンピックが)『私たちは1つ』であることを確かめる場になるよう、頑張っていただきたい」と激励した
陸路を通じて南側に訪れた北側応援団
陸路を通じて南側に訪れた北側応援団
陸路を通じて南側に訪れた北側応援団
歓迎レセプションで乾杯する千次官(左から2人目)と北側の呉(オ)応援団長(右から2人目)
乾杯する北側応援団
南北の参加者が同席して歓談している


≪市民団体が米国大使館前で記者会見「韓米合同軍事演習の中止」を要求≫

 韓国進歩連帯など反戦平和運動団体で構成する戦争反対平和実現国民行動(国民行動)は2月6日、ソウル・光化門の米国大使館前で記者会見を開き、部分的先制攻撃の検討、オリンピック後の韓米合同軍事演習再開の動きなど、南北関係改善に冷水を浴びせる米国政府を糾弾した。
光化門広場で行われた国民行動の記者会見


≪朴前大統領への贈賄容疑でサムスン電子副会長に猶予判決、「司法恥辱の日」反発広がる≫

ソウル高裁は2月5日、グループ経営権掌握のために朴槿恵(パク・クネ)前大統領に賄賂を渡していた罪などに問われていた李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長に対し、懲役5年を宣告した1審判決を破棄し、贈賄容疑の大部分を無罪、一部を有罪として懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を下した。李副会長は約1年ぶりに釈放された。
市民団体や民主労総は高裁判決を受けて、李副会長に厳重処罰を求める記者会見を開いた
記者会見では、李副会長への厳重処罰を求めるプラカードも登場した

2018年2月2日金曜日

『週刊韓国ニュース第145号』(2018.2.2)

≪6・15南側委員会が2018年総会を開催「民族共同行事と全民族大会を実現する」≫

6・15共同宣言実践南側委員会(李昌馥(イ・チャンボク)常任代表議長)は1月30日、ソウルで2018年定期共同代表会議(総会)を開催し、平昌(ピョンチャン)オリンピックでの南北共同応援や「祖国の平和と統一、南北関係発展のための全民族大会」実現などをはじめとした今年の主要事業を確定し、決議文を採択した。
6・15南側委員会の総会
6・15南側委員会の総会


≪文大統領の特別補佐官が平昌五輪に関して講演「この機会を利用すべき」≫

文在寅(ムン・ジェイン)大統領の統一外交安保特別補佐官である文正仁(ムン・ジョンイン)延世大特任名誉教授は1月29日、パリ政治大学国際大学院の講演で、平昌(ピョンチャン)オリンピックに関連して、「韓国政府は今回のオリンピックを契機に、北側との交流を広げ信頼を築こうとしている」と述べた
文正仁・特別補佐官(演壇の左)が講演している


≪李明博政権時の国情院が金大中・盧武鉉元大統領に秘密工作≫

李明博(イ・ミョンバク)政権時の崔(チェ)ジョンフプ元国家情報院(国情院)第3次長と金(キム)スンヨン元国情院対北工作局長が1月31日、特定犯罪加重処罰法による国庫損失などの容疑で逮捕された。
検察によると、当時の国情院が対北工作金を流用し、金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領に関連する情報収集などを行った。
国会聴聞会に出席した元世勲(ウォン・セフン)元国情院長(前列)と崔・元第3次長(後列右端)(2009.9月)