2019年2月21日木曜日

『週刊韓国ニュース 第196号』(2019.2.21)


≪553の市民社会団体が結集し「5・18時局会議」結成≫

 自由韓国党議員らが主催した「5・18公聴会」で、極右論客の池(チ)マノン氏や韓国党の国会議員3人が数々の妄言をしたことを受け、5・18関連団体や民主労総、韓国進歩連帯など553の市民社会団体が2月19日、ソウル市内で「5・18を冒とくした妄言3議員追放! 5・18虐殺の歴史冒とく処罰法制定! 自由韓国党解体 時局会議」を結成した。
記者会見に参加した市民ら
「自由韓国党は解体せよ」と書かれたプラカード
「5・18妄言を糾弾する」と書かれたプラカード


 ≪民主労総、財閥寄りの労働政策に反対する決意大会≫

 民主労総は2月20日、ソウル市内で「ILO核心協約批准争取・親財閥政策強行阻止 決意大会」を4000人余りの組合員の参加のもと開催した。
 金(キム)ミョンファン委員長は大会辞を通じて、労使政委員会が柔軟勤労制の単位期間拡大(3カ月から6カ月)に合意したことを批判、「労働者は機械や(伸び縮みする)ゴムひもではない」「期間拡大の要件緩和と最低賃金制の改悪は、非正規労働者の長時間労働をもたらす」とし抗議の剃髪をした。
労働法改悪を反対する参加者ら
抗議のてい髪をする金(キム)ミョンファン委員長
大統領府に向かうデモ行進

2019年2月15日金曜日

『週刊韓国ニュース 第195号』(2019.2.15)


≪金剛山で民族共同行事「新年を迎える連帯の集い」開催、南北海外の同胞が結集≫

 「南北共同宣言履行のための2019年 新年を迎える連帯の集い」が2月12~13日、金剛山で開催され、6・15民族共同委員会を始め、労働、宗教、政治など各界、女性、青年など各層の南北海外同胞が参加した。幅広い人士を網羅した大規模な民族共同行事は、2008年の6・15共同宣言8周年記念の共同行事以来11年ぶり。
金剛山で開かれた「南北共同宣言履行のための2019年 新年を迎える連帯の集い」(2.12)
首席段に座る南北海外の代表ら。左から朴明哲(パク・ミョンチョル)6・15北側委員会委員長、李昌馥(イ・チャンボク)6・15南側委員会常任代表議長、金(キム)ヨンデ北側民和協会長、孫亨根(ソン・ヒョングン、韓統連議長)6・15海外側委員会委員長、金(キム)ヒジュン南側大主教、カン・ジヨン朝鮮宗教人協議会会長、金弘傑(キム・ホンゴル)南側民和協常任代表議長
「集い」で最前列に座った6・15日本地域委員会代表ら
南北海外代表が「8千万同胞に送るアピール」を朗読している
「集い」終了後に開かれた6・15南北海外委員長会議(2.12)
海金剛で開かれた「日の出を迎える行事」(2.13)
南北海外青年による会合(2.13)
共同団長団会議で発言する金・北側民和協会長(2.13)


≪自由韓国党議員主催の「5・18公聴会」で妄言相次ぐ、池氏「全斗煥は英雄」≫

 自由韓国党の国会議員らによる「5・18真相究明 国民公聴会」が2月8日、国会議員会館で開かれた。
 公聴会では、「5・18運動は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)軍の介入による暴動」と主張し続ける池萬元(チ・マノン)氏が講演で「全斗煥は英雄」などの妄言を吐いた。
公聴会で講演する池萬元氏(2.12)
公聴会の参加者ら
公聴会で抗議する5月関連団体
国会前で公聴会に関連した自由韓国議員の国会追放などを求める5月関連団体(2.11)
公聴会について謝罪する自由韓国党の金(キム)ビョンジュン非常対策委員長(2.12)
国会議案課に自由韓国党3議員に関する懲戒案を提出する与野4党(2.12)

2019年2月8日金曜日

『週刊韓国ニュース 第194号』(2019.2.8)


≪トランプ米大統領、2月27~28日にベトナムで第2回朝米首脳会談の開催を発表≫

 トランプ米大統領は2月5日、上下両院合同会議で一般教書演説を通じ、「大胆な新外交の一環として、朝鮮半島の平和に向けた歴史的な奮闘を継続する」として、2回目の朝米首脳会談を27、28日の両日にベトナムで開催すると明らかにした。 
一般教書演説をするトランプ大統領


≪金氏の事故死と関連し、政府与党が「危険の外注化」防止のための対策を発表≫

 昨年の12月11日未明、非正規労働者の金ヨンギュン氏(当時24歳)が忠清南道の泰安火力発電所内のベルトコンベアーにはさまれ死亡し、「危険の外注化」との批判が集中した事件と関連し、韓国政府と与党「共に民主党」は2月5日、金氏が働いていた火力発電所の燃料・環境設備運転分野の労働者を公共機関で正規職として雇用するとともに、特別労働安全調査委員会などを構成し再発防止に努めると発表した。
非正規職の正規職化を求める生前の金ヨンギュン氏
記者会見で発言する金氏の母・金ミスク氏(2.5)


●金福童ハルモニが逝去、民主女性会が追悼辞

 日本軍性奴隷被害者の金福童ハルモニが1月28日、逝去した。享年92歳。14歳の時に日本軍性奴隷として戦場に連行され、22歳で故郷に戻った。1992年に被害者であることを公表、人生の最後まで日本政府に謝罪と賠償を要求する人権活動家として、多くの人びとから尊敬を集めた。
 民主女性会(金知栄会長)は29日、追悼辞を送り、冥福を祈るとともに、故人がなしえなかった遺志を継ぐと誓った。
生前の金福童ハルモニ
焼香所を訪れクンジョル(韓国式のお辞儀)する文在寅(ムン・ジェイン)大統領(1.29)

2019年2月1日金曜日

『週刊韓国ニュース 第193号』(2019.2.1)


≪ハンギョレ新聞、韓統連が受ける差別と冷遇について続報-「韓民統は反国家団体」演出は中央情報部≫

 ハンギョレ新聞(2018年12月15日土曜版)に掲載された特集記事<「韓統連は反国家団体」、中央情報部の演出に踊らされる公安検事>を抜粋・要約して紹介する。全文は民族時報(2月1日号)に掲載。
韓民統発起宣言大会後に開催された「金大中(キム・デジュン)先生拉致糾弾 在日韓国人民衆大会」(1973.8.15 東京)

「朴正煕独裁打倒・民主救国宣言」を支持する韓民統のデモ行進(前列右から2人目が裵東湖(ペ・ドンホ)元議長、1976.3.18 東京)
「金整司(キム・ジョンサ)事件」を利用し、韓民統を「反国家団体」にでっち上げた韓国大法院(最高裁)判決を報じる東亜日報(1978.6.20付け)
金大中氏の死刑阻止のためのハンスト(1980.12.4~14 東京)
韓統連出帆祝賀会であいさつする郭東儀(カク・トンイ)元議長(1989.2.12 東京)
統一運動の大衆化、反戦平和、差別のない社会を願い開催された第1回統一マダン東京(1994.8.7)
正式旅券で44年ぶりに母国訪問し、関係者の歓迎を受ける郭元議長(2004.10.10 仁川)