2018年3月30日金曜日

『週刊韓国ニュース第153号』(2018.3.30)


≪ピョンヤンで南北合同文化公演「春よ、来い」開催へ-第3回南北首脳会談は4月27日に開催≫

 「南北平和協力祈願南側芸術団ピョンヤン公演」に関して、文化体育観光省は3月27日、詳細について発表した。公演名称は「春よ、来い」、日程は4月1日と3日、訪北芸術団については、歌手のチョ・ヨンピル氏、カン・サネ氏、北側の三池淵楽団と共演した少女時代のソ・ヒョン氏、ユン・ドヒョンバンド、女性グループのレッド・ベルベットやテコンドー演武団など総勢190人で構成した。
ピョンヤン公演に関して板門店で実務協議に臨む南側代表団のユン・サン団長(右)と北側代表団の玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長(3.20)
チョ・ヨンピルさん
カン・サネさん
「少女時代」のソ・ヒョンさん
ユン・ドヒョンバンド
「レッド・ベルベット」


≪南北・朝米首脳会談の成功を求めるキャンドル集会≫

 南北・朝米首脳会談の成功と平和実現を求めて、キリスト教・仏教などの宗教界、「平和と統一を開く人々」など88の市民団体が3月24日、ソウルの光化門広場で「3・24平和キャンドル集会とデモ行進」を展開し、約1000人の市民が参加した。
集会に参加した市民らがプラカードを掲げている
主催者を代表してあいさつするムン・ギュヒョン神父
米国大使館前でキャンドルを手に統一のプラカードを掲げる市民ら


≪セウォル号惨事に関する朴前大統領の動静が明らかに-報告時間のねつ造、崔順実氏と大統領府で極秘会議≫

 ソウル中央地検は3月28日、セウォル号惨事(沈没事件)の当日、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の動静がはっきりしない「空白の7時間」について捜査結果を発表した。
 それによると△朴前大統領が最初の事故報告を受けた時間は午前10時としていたが、実際には10時19~20分であり、△当日、看護将校と美容師以外に官邸への訪問者はなかったとしていたが、崔順実(チェ・スンシル)らと対策会議を開いたことが明らかになった。
法廷に出廷した朴前大統領(左)と崔順実氏(17.5.23)
朴前大統領側の主張(左)と検察の捜査結果

2018年3月23日金曜日

『週刊韓国ニュース第152号』(2018.3.23)


≪市民社会団体が韓米合同軍事演習の即時中止を要求≫

 韓米軍当局が4月1日から韓米合同軍事演習を開始すると発表したことを受け、戦争反対平和実現国民行動(平和行動)は3月21日、ソウル・米大使館前で記者会見を行い、韓米合同軍事演習は全面中止を訴えた。
平和行動が米大使館前で記者会見している
参加者らが記者会見文を朗読している


≪文在寅大統領「南北米3カ国首脳会談もありうる≫

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3月21日に開催された南北首脳会談準備委員会第2回会議で、「南北首脳会談と朝米首脳会談はそれ自体が世界史的なことであり、進展状況によっては南北米3カ国首脳会談につながる」と語った。
南北首脳会談準備委員会で発言する文大統領(右から3人目)


≪憲法前文に光州民主化運動、6月抗争精神-大統領府が改憲案公開≫

 大統領府は3月20日、前文に釜馬抗争と5・18光州民主化運動、6・10抗争(6月民主抗争)など三つの民主化運動の理念が込められた憲法改正案の一部を公開した。
曺国(チョ・グック)秘書官(中央)が憲法案の一部を公開している

2018年3月16日金曜日

『週刊韓国ニュース第151号』(2018.3.16)


≪「私たちは1つ」、パラリンピックでも南北共同応援団≫

 平昌パラリンピックに参加している北側のマ・ユチョル、キム・ジョンヒョン選手は3月14日、11日のクロスカントリー男子15キロ座位に続き、スプリント1.1キロ座位に出場し、6・15南側委員会江原本部などで構成する南北共同応援団が熱烈に応援した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領も応援に駆け付け、南北選手を激励した。
「私たちは1つだ」と書かれた横断幕を掲げる南北共同応援団
統一旗(朝鮮半島旗)を手に声援を送る応援団
ゴールを目指し激走する北側のマ・ユチョル(左)選手とキム・ジョンヒョン選手
応援団の声援に応えるマ選手(左)とキム選手(3.11)
北側選手団を激励する文在寅大統領
文大統領と南北選手団が記念撮影している
平昌パラリンピック開会式で、南側のチェ・ポギュ選手(左)と北側のマ・ユチョル選手が共同聖火リレーをしている(3.9)


≪6・15南側委員会が南北・朝米首脳会談を歓迎するキャンペーン≫

 第3回南北首脳会談と史上初となる朝米首脳会談の開催合意を受け、6・15南側委員会大田本部の構成団体メンバーは3月10日、大田市内の繁華街で両首脳会談を支持・歓迎する集中キャンペーンを展開した。
両首脳会談を支持・歓迎するキャンペーンを展開した大田市民ら
キャンペーンでは市民による歌も披露された
キャンペーンではたくさんのメッセージが寄せられた


≪李明博・前大統領が収賄容疑などで検察出頭、市民ら「李明博を逮捕せよ」≫

 李明博(イ・ミョンバク)前大統領が3月14日、国家情報院からの上納金など100億ウォン(約10億円)に達する賄賂授受や職権乱用の容疑でソウル地検に出頭、事情聴取を受けた。
 地検前では、全国から集まった市民らが真相究明と厳罰を求めた。
検察に出頭する李明博・前大統領
市民らは李前大統領が逮捕された様子を表現するパフォーマンスなどを行った
約20の進歩民衆団体が記者会見し、真相究明と李前大統領の逮捕を求めた

2018年3月9日金曜日

『週刊韓国ニュース第150号』(2018.3.9)


≪南北首脳会談の開催合意、韓統連が歓迎声明≫

 3月5~6日にかけて訪朝した南側特使団が帰還後に記者会見し、4月末の南北首脳会談開催を含む6項目の合意を発表したことを受け、韓統連は7日、合意を歓迎する声明を発表した。
鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(左)が金正恩(キム・ジョンウン)委員長(右)に文在寅(ムン・ジェイン)大統領の親書を手渡した後、握手している(3.5)
晩さん会で南側特使団と金委員長が歓談している(3.5)


≪3・1節99周年を機に強制徴用犠牲者の遺骨を奉還≫

 3・1節民族共同行事準備委員会、日帝強制徴用犠牲者遺骨奉還委員会、檀君民族平和統一協議会などが3月1日、「日帝強制徴用犠牲者遺骨奉還国民追慕祭」「第99周年 3・1節民族共同行事」をソウル光化門広場で開催した。
 舞台の祭壇には、日本の国平寺から奉還された在日同胞の遺骨33柱が置かれた。遺骨奉還は昨年の8月以来2度目。
国平寺の尹碧巌(ユン・ビョガム)住職(中央)らが遺骨を手に金浦空港に到着した(2.28)
追慕式に先立ち、遺骨をソウル・西大門の殉国烈士堂に臨時安置した
追慕式の舞台に遺骨を並べ追悼辞を述べている
ソン・イェスル氏が追悼の意を込めた舞(サルプリ)を踊っている
民主労総の金(キム)ミョンホ委員長があいさつしている

2018年3月2日金曜日

『週刊韓国ニュース第149号』(2018.3.2)


≪最新の世論調査、南北合同入場と女子アイスホッケー合同チームを肯定評価≫

世論調査機関「韓国ギャラップ」が2月23日、20~22日にかけて全国1002人を対象にした世論調査結果を発表し、開幕式の南北合同入場に関して「良い」が68%(開会式前53%)、「良くない」が24%(同39%)となり、女子アイスホッケー南北合同チームについても、「良い」が50%(開会式前40%)、「良くない」が36%(同50%)で、肯定評価が増加した
女子アイスホッケー南北合同チームの応援では、常に「わたしたちは1つだ」の横断幕が掲げられた(写真は対日本戦、2.14)
南北の選手らが別れを惜しんでいる(2.26)


≪市民社会団体、米国を糾弾する大会への参加を呼びかけ≫

 祖国統一汎民族連合(汎民連)南側本部、民家協良心囚後援会、4月革命会をはじめとする「3・3米国糾弾大会」準備団体は2月27日午前、米国大使館前で記者会見を開き、米国が再開を公言している韓米合同軍事演習に対して、再び軍事緊張を高め南北関係を対決状態へ追い込むと憂慮を示し、大会への参加を訴えた。
記者会見する市民団体
左から汎民連南側本部の李揆宰(イ・ギュジェ)議長、民家協の権五憲(クォン・オホン)名誉会長、民衆民主党のハン・ミョンヒ代表