2017年11月24日金曜日

『週刊韓国ニュース第138号』(2017.11.24)

≪国会前でキャンドル集会、「自由韓国党の解散」「新たなセウォル号特別法の成立」訴え≫

民衆総決起闘争本部、4・16連帯などは11月18日、ソウルの国会前で「積弊清算と社会大改革!反戦平和実現!キャンドル憲法実現汎国民大会」を開催し、約1万2000人が参加した。
参加者らは、朴槿恵政権時の与党だった自由韓国党を「積弊の主犯」と位置づけ、「解散し、所属議員は辞職せよ」と訴えた。大会に先立ち、参加者の一部は自由韓国党前で抗議行動した。
国会前で開かれた「積弊清算と社会大改革!反戦平和実現!キャンドル憲法実現汎国民大会」
「積弊の主犯・自由韓国党は解体せよ」と書かれたプラカードを掲げる市民ら
セウォル号惨事-加湿器殺菌剤惨事の真相究明を求める市民ら
自由韓国党の党本部前で抗議行動する市民


≪「朴大統領の指示で金を上納」国情院の前職院長が相次ぎ逮捕≫

 ソウル中央地検は11月17日、朴槿恵大統領への贈賄容疑で国家情報院(国情院)の南在俊、李丙琪・両元院長を逮捕した。検察は李炳浩・前院長の逮捕状も請求したが却下された。李前院長の不拘束については、2人の前職院長と異なり検察の聴取に対し、「朴槿恵大統領の指示で金を上納した」と初めて証言したことが影響したとみられている。
聴取のためソウル中央地検に向かう南在俊・元院長(11.16)
聴取のためソウル中央地検に向かう李丙琪・元院長(11.13)
朴槿恵前大統領の国政私物化・乱用に関する裁判に出廷する李ジェマン(左)、安ボングン両元大統領府秘書官(11.17)


≪南北関係の専門家にアンケート、86%以上が金剛山観光の再開に共感≫

現代グループの現代経済研究院は11月15日、「金剛山観光19周年の意味と課題」をテーマに研究者、教授、南北経済協力企業代表ら、南北関係の専門家98人を対象にしたアンケート調査結果を発表した。
 アンケート結果では、金剛山観光について、86.8%が再開の必要性に共感した。
観光船「現代金剛号」が初の金剛山観光に出航している(1998.11.18)
金剛山を観光する韓国からの訪問客(07.5.28)
金剛山観光の再開を求める記者会見(17.7.11 ソウル)

2017年11月17日金曜日

『週刊韓国ニュース第137号』(2017.11.17)

≪「放送の公正性を損なった」MBC社長を解任≫

MBC(文化放送)の最大株主である放送文化振興会は11月13日、臨時理事会を開き「金ジャンギョム社長解任決議案」を可決した。解任理由は△2011年以後、報道本部長などの要職を務めている間に、放送の公正性・公益性を損なった△不当転勤・懲戒など不当労働行為による労働法違反容疑で司法処理対象になった-などだ。
金ジャンギョン社長解任を決定した放送文化振興会の臨時理事会
金社長(中央)と「金ジャンギョン拘束」と書かれたプラカードを掲げるMBC労組の組合員
解任決議案可決の知らせを聞いたMBC労組の委員長が涙している
MBC社屋の1階ロビーで、ストライキ終了を確認する集会を開くMBC労組員ら(11.14)


≪労働者大会に5万人、参加者ら「労働者の権利」求める≫

 民主労総は11月12日、ソウル市庁前広場で「2017全泰壹精神継承-全国労働者大会」を開催し、約5万人が参加した。大会では、民主労総の崔ジョンジン委員長代行が「キャンドルが求めたものは単なる政権交代ではなく、腐った社会の変革だった。しかし、包みは変わったが中身はまだまだ変わっていない」と述べた。
ソウル市庁前広場で開かれた労働者大会
「全泰壹精神継承」と書かれたプラカードを掲げる参加者ら
舞台では、「労働積弊採算」「労働解放」を訴えるパフォーマンスが披露された
労働者大会を前に広告塔の上で屋上ろう城を開始した労働者ら


≪ティラーソン国務長官、北「60日間中断」で対話再開に言及≫

ティラーソン米国務長官は11月10日、60日間に渡る北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の「挑発行動」中断が、朝米対話再開のシグナルになるという立場を明らかにした。11日に「米国の声(VOA)」が伝えた。
ティラーソン米国務長官

2017年11月10日金曜日

『週刊韓国ニュース第136号』(2017.11.10)

≪光化門広場で「トランプ訪韓反対」のキャンドル文化祭≫

 労組や市民社会団体など220をこえる団体で構成された「NOトランプ共同行動」(共同行動)はトランプ大統領が訪韓した11月7日、ソウルの光化門広場で「戦争反対平和実現-国民キャンドル文化祭」を開催し、約5000人の市民が参加した。
NOトランプ共同行動は大統領府前で記者会見を開いた。会見では、韓統連など在日団体も賛同した「韓米日共同宣言」が発表された
21世紀韓国大学生連合が駐韓米国大使館近郊で、トランプ訪韓反対の記者会見を行った
警察車両で道路と遮断された光化門広場で、「NOトランプ」の集会を開催中の参加者らは、トランプ大統領が乗った車両が広場横を通る時、車列に向かって「NOトランプ、NO WAR」を叫んだ
光化門広場で開催された「戦争反対平和実現-国民キャンドル文化祭」には約5000人が参加した
キャンドル文化祭で「NOトランプ、NO WAR」のパフォーマンスをする市民


≪国会前で「トランプ国会演説反対集会」開催≫

 トランプ米大統領による11月8日の国会演説に対し、「NOトランプ共同行動」は同日、国会前で「トランプ国会演説反対集会」を開催し、約1000人の市民が集まった。
 参加者らは、国会に向かうトランプ大統領の車両に向かって「NOトランプ、NO WAR」を叫び、トランプ大統領が演説を終え国会から出てくるまで抗議行動した。
国会前で開かれた「トランプ国会演説反対集会」には、平日の午前中にも関わらず約1000人が参加した
「NOトランプ、NO WAR」のプラカードを掲げる市民ら
トランプ大統領を模した巨大人形によるパフォーマンスも登場した


≪進歩政党がトランプ大統領の国会演説を厳しく批判≫

 11月8日のトランプ大統領の国会演説に対し、進歩政党の金鍾大・正義党議員は同日、「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)への敵意をあらわにし、核問題の実用的な解決策もなかった。30分間、反共教育を受けているようだった」と指摘。民衆党もこの日、「脱北者証言レベルの北朝鮮情報と体制批判、力の誇示に終始し生産的な内容がない」と批判した。
トランプ大統領の国会演説の際、「NO WAR We want PEACE」のプラカードを掲げる民衆党の金鍾勲議員(下)と尹鍾五議員

2017年11月2日木曜日

『週刊韓国ニュース第135号』(2017.11.2)

≪キャンドル革命1周年-「キャンドルは続く」開催≫

 キャンドル革命1周年を機に「朴槿恵政権退陣非常国民行動記録記念委員会」(退陣行動記録委)は10月28日、ソウルの光化門広場で集会「キャンドルは続く」を開催し、約6万人の市民が参加した。
光化門広場でのキャンドル集会には約6万人の市民が集まった
積弊清算、国家情報院改革、李明博拘束などのプラカードを掲げる市民ら
セウォル号惨事の遺族らが「第2期特別調査委員会」の発足を訴えるプラカードを掲げている


≪朴槿恵政権時の側近ら、国情院からのわいろ授受容疑で逮捕≫

 朴槿恵政権時、青瓦台の「金庫番3人衆」と呼ばれたイ・ジェマン、アン・ボングン前秘書官が青瓦台在職当時、国家情報院(国情院)からわいろを受け取っていた容疑で10月31日、逮捕された。
イ・ジェマン氏
アン・ボングン氏


≪全教組が合法化求め大統領府前で「てい髪式」≫

全国教職員労働組合(全教組)は11月1日、「全教組の非合法労組撤回」などを求め、大統領府前で抗議の意思を示す「てい髪式」を行い、チョ・チャンイク委員長をはじめ中央執行委員25人がてい髪した。
大統領府前で抗議の「てい髪」をする全教組メンバーら