2019年3月29日金曜日

『週刊韓国ニュース 第200号』(2019.3.29)


《板門店宣言1周年記念行事、DMZで手と手をつなぐ「平和のリレー」を》

 4・27板門店宣言1周年に際して実施される行事「朝鮮半島の恒久的平和のためのDMZ(非武装地帯)における民+平和の(手と手をつないだ)ベルト」を成功させようとの趣旨で、同運動本部主催による決意大会が3月26日、ソウル市内で開かれた。
 この行事は4月27日14時27分から、中立水域の江華からDMZの高城までの500キロの道で、50万人が手に手を取り平和のリレー運動を繰り広げるというもの。
「平和のリレー」記者懇談会の参加者ら
ホームページのトップページ(キャプチャー写真)


《積弊清算を求める汎国民キャンドル大会、参加者ら「自由韓国党は解体せよ」》

 反戦平和国民行動、民衆共同行動、民主労総、4・16連帯、5・18時局会議など約700の市民社会団体は3月23日、ソウル・光化門広場で「自由韓国党解体!積弊清算!社会大改革 3・23汎国民キャンドル大会」を開催した。
 朴錫運(パク・ソグン)民衆共同行動共同代表はあいさつで、「朴槿恵(パク・クネ)を追い出しただけで国会の積弊は清算されていない」とし、積弊清算を訴えた。大会には、「共に民主党」、民主平和党、民衆党など政党関係者も参加しあいさつした。
光化門広場に結集したキャンドル大会参加者ら
「自由韓国党は解体せよ」「5.18冒涜、歴歪曲を処罰せよ」と書かれたプラカードを掲げる参加者ら
「全斗煥を監獄へ」というスローガンを傘に貼る参加者

2019年3月22日金曜日

『週刊韓国ニュース 第199号』(2019.3.22)


《朝米首脳会談受け共同時局会議が共同見解-「統一の主人公」を強調、米国に相応措置要求》

 ベトナム・ハノイでの第2回朝米首脳会談が合意に至らなかったことを受け、「朝鮮半島の平和と南北協力全面化のための各界共同時局会議」は3月19日、韓国プレスセンターで記者会見を開き、共同見解を発表した。
 135団体と208人が署名した共同見解では、「交渉の傍聴者ではなく、朝鮮半島の平和、繁栄、統一の主人として積極的に平和の行動を広げていく」と明らかにし、開城工業団地と金剛山観光、鉄道・道路の連結事業を南北当事者の力で早急に解決していくことを求めた。
記者会見する共同時局会議
記者会見では「共同見解」が発表された
  

《自由韓国党の院内代表が再び妄言「反民特意が国民分裂招いた」、各界から批判が集中》

 最大保守野党・自由韓国党の羅(ナ)ギョンウォン院内代表が3月15日、「解放後、反民族行為特別調査委員会(反民特委、植民地時代の親日派を清算するために構成され活動したが、最終的に李承晩大統領が骨抜きにした)により、国民が分裂した」と発言したことに対して、歴史学会と与野党はその歴史観を厳しく糾弾した。
光化門広場で開かれた集会で、羅院内代表(右)と全斗煥氏のポスタに×印のシールを貼りつける参加者ら(3/16)
自由韓国党議員らの妄言を受け、同党の解体を訴える民主党釜山本部の記者会見(3/18)
  

 《李石基前議員の「国庫詐欺」容疑は無罪、担当弁護士「『従北』攻撃の検事を処罰せよ」》

 韓国大法院(最高裁)は3月14日、旧統合進歩党の李石基(イ・ソクキ)前議員の詐欺および政治資金法違反容疑に関し、2審通り無罪を宣告・確定した。
 李前議員は2010~11年、光州・全羅南道の教育長・地方議員選挙で選挙補てん費用を過剰請求するなど、「国庫詐欺」の容疑で2012年10月に起訴されていた。
出廷する李前議員

2019年3月15日金曜日

『週刊韓国ニュース 第198号』(2019.3.15)


≪大規模な韓米合同軍事演習「UFG」、43年ぶりに廃止へ≫

 国防省報道官は3月7日、定例ブリーフィングで、毎年8月に実施してきた大規模な韓米合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)」を終了すると発表した。
 1976年の「乙支フォーカスレンズ」として始まったUFGは43年ぶりに廃止となり、今後は韓国政府と軍中心の「乙支太極演習」と韓米合同指揮所演習に分かれて実施される予定だ。毎年3月に実施されてきた韓米合同軍事演習「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」の廃止も決定している。
UFGの様子


≪全斗煥氏、光州抗争の証言者に対する名誉毀損容疑で法廷へ≫

 名誉毀損で起訴された全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領が3月11日、光州地裁での公判に出廷した。
 全元大統領は2017年4月に発刊した回顧録で、1980年の光州民衆抗争当時、軍のヘリコプターによる機銃掃射を目撃したと証言した故チョ・ビオ神父に対し、「仮面をかぶったサタン」「破廉恥(はれんち)な嘘つき」と表現し、名誉毀損容疑で訴えられていた。
出廷する全斗煥氏
全斗煥氏に抗議する市民ら
裁判を終え車に乗る際、抗議する市民らにもみくちゃにされる全斗煥氏
全斗煥氏を乗せた車が抗議する市民らに包囲され身動きが取れない


≪自由韓国党の院内代表が国会演説で妄言「文大統領は金正恩の首席報道官」≫

 韓国の最大保守野党「自由韓国党」の羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)院内代表が3月12日に国会で行った演説で、「大統領が金正恩(キム・ジョンウン)の首席報道官だという恥ずかしい話を聞くことがないようにしてほしい」と発言したことを巡り、与党「共に民主党」と野党の民主平和党、正義党などは強く反発している。
国会演説で妄言を連発した羅卿瑗氏
抗議する「共に民主党」の洪容杓(ホン・ヨンピョ)院内代表(前列右端)

2019年3月8日金曜日

『週刊韓国ニュース 第197号』(2019.3.8)


≪3・1節100周年記念して海外同胞大会開く、内外の統一人士や韓国国会議員も参加≫

 「3・1節100周年記念 民族の自主と平和、統一のための海外同胞大会」が2月26日、都内で開催され、孫亨根(ソン・ヒョングン)6・15海外側委員長(韓統連議長)、許宗萬(ホ・ジョンマン)総連議長など各界の在日同胞の他、6・15米国委員会、欧州委員会、中南米委員会からの海外同胞、李昌馥(イ・チャンボク)6・15南側委員会常任代表議長、金弘傑(キム・ホンゴル)民和協常任代表議長、李鍾杰(イ・ジョンゴル)「共に民主党」国会議員などの国内同胞ら約800人が参加した。
内外同胞800人が参加した海外同胞大会
大会報告する孫亨根(ソン・ヒョングン)委員長
演説する金知栄(キム・ジヨン)民主女性会長
決議文を朗読する朴明哲(パク・ミョンチョル)組織局長
韓青・朝青合同の律動「京義線に乗って」
出演者全員でフィナーレの大合唱


≪韓統連が15年ぶりの母国訪問団を派遣、国内の3・1事業に参加≫

 1919年3月1日、日帝の植民地支配に対し独立を宣言、これを機に朝鮮半島全土に独立運動が広がった3・1独立運動から100年を迎えて、韓統連(孫亨根議長)は2月28日から3月3日まで、「3・1独立運動100周年 韓統連母国訪問団」をソウルに派遣、訪問団は3・1独立運動100周年記念行事と関連行事などに参加した。訪問団は2003、2004年に続いて15年ぶり。
国会で記者会見する訪問団代表団ら(2.28)
国内人士が主催した「海外民主統一人士 故国訪問団 歓迎会合」(2.28)
拍手喝采で紹介される韓統連訪問団
歓迎会で上映された「韓統連45年史」
歓迎会で上映された「韓統連45年史」
歓迎会で上映された「韓統連45年史」
あいさつする朴南仁副議長
ソウル・龍山駅で開催された「強制徴労働者像 合同参拝」(3.1)
前列左から宋世一(ソン・セイル)副議長、キム・ミョンファン民主労総委員長、強制徴用裁判の原告であり被害者である李春植(イ・チュンシク)氏、申必永(シン・ピリョン)6・15米国委員会代表委員長
発言する李春植氏
発言する宋世一副議長
浮島丸事件をテーマに文化発表する劇団「経験と想像」
献花する韓統連訪問団参加者ら
朝鮮学校への無償化適用を求め、日本大使館前で開かれた「3・1 100周年 特別金曜行動および海外同胞合同記者会見」(3.1)
無償化適用を求めるプラカードを掲げる韓統連メンバー
発言する徐順子(ソ・スンジャ)民主女性会事務副局長
参加者らのメッセージが寄せられた「8千万同胞の警告文」
参加者らのメッセージが寄せられた「8千万同胞の警告文」
ソウル市庁内のホールで開催された「3・1運動100周年 自主統一民族大会」(3.1)
あいさつする李昌馥(イ・チャンボク)6・15南側委員会常任代表議長
あいさつする宋世一副議長
韓青を中心に韓統連、女性会も参加した文化発表
大会では3・1民族自主宣言が採択された。右から2人目が金知栄・民主女性会長
ノレペ「ウリナラ」「フィマンセ」などによる文化公演
会場全体を巻き込んだ群舞
「ウリエ ソウォン(われらの願い)」を大合唱したフィナーレ