2020年3月13日金曜日

『週刊韓国ニュース 第243号』(2020.3.13)


《金委員長が文大統領に親書、「必ず勝利する」「変わらぬ友諠と信頼」》

 尹道漢(ユン・ドハン)大統領府国民疎通首席秘書官は3月5日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が金正恩(キム・ジョンウン)委員長からの親書を受け取ったと明らかにした。
 尹秘書官は金委員長が親書を通じ、「新型コロナウィルスと闘うわれわれに慰労の意を表し、(ウィルスに)必ず勝利するだろう伝えた」とし、文大統領に対しては「ご健康を心配している。気持ちだけになっていることが口惜しい」という心情と、「変わらぬ友諠と信頼」を表明したと明らかにした。
手をたずさえ分断線をともに渡る南北首脳(2018.4.27 板門店)
板門店内の橋の上で会談する南北首脳(2018.4.27
板門店宣言に合意し両手を掲げる南北首脳(2019.4.27)
9月ピョンヤン共同宣言に合意し握手する南北首脳(2018.9.19 ピョンヤン)
白頭山の天池の前で両手を掲げる南北首脳(2018.9.20)


《韓国でマスクの「準配給制」開始、市民ら「初めて購入できた」》

 新型コロナウィルスの拡大によりマスクを購入できない市民が続出する中、韓国政府は3月9日から、1週間にマスクを2枚のみ購入できる「5日間分割購入制」(分割購入制)を開始した。
 「準配給制」と評される分割購入制とは、マスクを全国の薬局、郵便局、農協運営の店舗に配給。市民らは月曜日から金曜日の5日間で、出生年の末尾の数字に基づき設定された購入可能日(「1または6」の人は月曜日購入など)に、2枚のみ購入できる。買えなかった人だけが週末に購入できる。
マスクの5日間分割購入制の解説
分割購入制の初日にあたる3月9日にマスクを販売する薬局の様子
大邱市の公園内に設置された郵便局のブースでマスクを購入する市民(3.9)
マスクを購入した市民。購入には重複購入を防ぐため身分証明書が必要


《進歩政党が総選挙の比例候補を確定》

 4月の総選挙に向け、進歩政党では市民も参与する民主的手続きで比例候補が選出された。
 民衆党は3月6日、国会で記者会見し、比例候補者(8人)の名簿と順位を確定したと発表した。主な比例候補は、1位に学校の非正規職女性労働者の金(キム)ヘジョン氏、農民候補配定の2位に全国農民会総連盟の前議長の金(キム)ヨンホ氏、青年候補配定の3位に梨花女子大学の前総学生会会長のソン・ソル氏ら。
 正義党も3月6日、比例候補(29人)を発表。青年候補配定の1位にリュ・ホジョン氏を、最多得票だった仁川市の前・南洞区長のペ・ジンギョ氏を4位に記載した。
民衆党から出馬する比例候補者による記者会見(3.6 国会)
「キャンドル集会」の司会で名をはせた尹(ユン)フィスク・民衆党比例候補。尹候補は比例順位5番に記載された
比例順位8番に記載されたパク・チャンジン正義党比例候補(中央)
青年候補配定である比例順位1位に記載されたリュ・ホジョン正義党比例候補

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