2018年7月13日金曜日

『週刊韓国ニュース 第167号』(2018.7.13)


《8月に南北労働者統一サッカー大会、ソウル開催は11年ぶり》

 民主労総は7月10日、報道資料を通じ「板門店宣言の履行のための南北労働者統一サッカー大会」を8月10~12日にソウルで開催すると発表した。同大会の開催は2015年にピョンヤンで開催して以来3年ぶり、ソウル開催は2007年以来11年ぶり。
ソウルで開かれた労働者統一サッカー大会で、試合後にユニフォームを交換する南北の労働者ら(2007.5.1)
試合後に統一旗(朝鮮半島旗)を掲げグランドを一周する南北の労働者(2007.5.1 ソウル)
ピョンヤンで開催された労働者統一サッカー大会では、南北の労働者らが試合後に観客に向かってあいさつしている(2015.10.29)


《戒厳令でキャンドル集会を武力鎮圧-軍の秘密計画が明らかに》

 「共に民主党」の李哲熙(イ・チョリ)議員と市民団体「軍人権センター」は7月6日、軍の機務司令部が昨年3月に作成した「戦時戒厳及び合同捜査業務遂行方案」を暴露した。これによれば、機務司令部は朴槿恵(パク・クネ)前大統領の弾劾が棄却された場合、「衛戍令発令から戒厳令宣布」を計画、衛戍令下で軍が暴行を受けたり鎮圧手段がなければ、デモ隊に発砲できるようにした。
2016年12月3日にソウル・光化門広場で開かれたキャンドル集会には、170万人の市民が結集した
李哲熙議員が暴露した、武力鎮圧を計画した軍機務司令部の秘密文書
軍人権センターが暴露したクーデター計画。戒厳令宣布時の軍の動きが記されている
軍人権センターが暴露したクーデター計画。戒厳令宣布時のソウル市内の軍投入計画が記されている


《女性従業員「企画脱北」事件、国連・北朝鮮人権報告官「意思に反する拉致なら犯罪」》

 2016年4月に中国の北朝鮮レストランの支配人と女性従業員らが「脱北」したとされる事件に関して、国連のキンタナ北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)人権特別報告官は7月10日、ソウルで記者会見し、「自分たちの意思に反して拉致されたとすれば犯罪とみなすべきだ」と語った。
記者会見するキンタナ報告官
女性従業員らが働いていたとされる中国の北朝鮮レストラン
「企画脱北」により韓国に入国した女性従業員ら

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