2019年4月26日金曜日

『週刊韓国ニュース 第204号』(2019.4.26)


《「韓統連の完全な名誉回復と帰国保障のための対策委員会」が発足》

 「反国家団体」規定により厳しい弾圧を受けてきた在日韓国民主統一連合(韓統連)の名誉回復に向け、「韓統連の完全な名誉回復と帰国保障のための対策委員会(韓統連対策委)」が4月23日、ソウル市内で発足記者会見を開いた。
 韓統連は、朴正煕(パク・チョンヒ)軍事独裁政権時の1978年に「反国家団体」規定を受け、今も孫亨根(ソン・ヒョングン)韓統連議長には旅券が発給されず、会員らは有効期限10年の旅券が発給されない「期限制限」を受けている
 会見に参加した金昌五(キム・チャンオ)韓統連大阪本部副代表委員は、△有効期限10年旅券の発給△自由な母国訪問△「反国家団体」規定の撤回などを要求。崔炳模(チェ・ビョンモ)韓統連対策委代表(弁護士、民弁元会長)は「韓統連会員の韓国往来を遮る理由はない」と語った。
ソウルで開かれた発足記者会見
2003年に初めて母国訪問した時の様子を語る金昌五(キム・チャンオ)韓統連大阪本部副代表委員
韓統連の完全な名誉回復と帰国保障を訴える韓統連対策委の崔炳模(チェ・ビョンモ)委員長(中央)。右端が林鍾仁(イム・ジョンイン)執行委員長


《与野4党、選挙制度・高位公職者犯罪捜査庁など改革法案の「ファストトラック」に合意》

 自由韓国党を除いた与野4党の院内代表らは4月22日、国会で記者会見を開き、25日までに選挙制度の改編、高位公職者犯罪捜査庁の設置、検察・警察の捜査権調整に関連する法案をファストトラック(迅速処理対象の案件)に取り上げることに合意したと発表。合意は各党の議員総会で追認を受けることになる。
改革法案のファストトラックに合意した与野4党の院内代表(4.22)
自由韓国党議員らが司法改革特別委員会の会議室に押し入り議事進行を妨害した(4.25
委員会の会議進行を妨害するため会議室の占拠を強行する自由韓国党議員ら(4.25)会議室入室の妨害は国会法違反の疑いがある。
会議室を占拠する自由韓国党議員らに抗議する正義党の沈相奵(シム・サンジョン、中央の黄色いジャケット)議員ら与野4党議員(4.25)
司法改革特別委員会で改革法案に賛成する意志を示していた野党「正しい未来党」のチェ・イベ議員は、改革に反対する自由韓国党議員らによって自身の議員室に監禁された。写真は議員室の窓から取材に応じるチェ議員
  

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