2019年6月7日金曜日

『週刊韓国ニュース 第209号』(2019.6.7)

≪選挙法改正案のファストトラック指定後、初の政治改革特別委員会≫

 選挙制度改編を扱う政治改革特別委員会第1小委員会が6月5日、選挙法改正案をファストトラック(迅速処理対象案件)にあげて以来36日ぶりに開かれた。
 小委のキム・ジョンミン委員長(共に民主党)は会議後、自由韓国党に対し特委の期間延長に同意するか、そうでなければ選挙法改正案の議決手続きを踏むかの選択を迫ったと記者団に語った。期間延長がされないまま改正案が特委を通過すれば、ファストトラックにより法制司法委員会で90日間の係留を経て、10月初めに本会議に上程されることになる。
6月5日に開かれた政治改革特別委員会


≪極右論客の池萬元氏ら、5・18光州の歴史歪曲で損害賠償金を支払う》

 5・18記念財団は5月30日、極右論客の池萬元(チ・マノン)氏とインターネットメディア「ニュースタウン」が名誉毀損による損害賠償金1億800万ウォン(約1080万円)を、同財団を始め5・18関連団体や当事者に22日に支払ったと明らかにした。
 5・18関連団体や当事者は2016年3月、池氏とニュースタウンを相手取り、光州地裁に名誉毀損による損害賠償請求訴訟を起こし、2017年8月には同地裁は池氏らに損害賠償を求める判決をくだした。
光州民衆抗争のねつ造をくり返す池氏


≪米軍による民間人虐殺「老斤里事件」の慰霊祭開催≫

 朝鮮戦争時の1950年7月25~29日にかけて、米軍が忠清北道・老斤里の住民らをトンネルに押し込み機銃掃射で大量虐殺した「老斤里事件」と関連し、「第69周忌 老斤里事件犠牲者 合同慰霊祭」が6月5日、老斤里平和公園で行われ、遺族ら約500人が参席した。
遺族らが参加する中で開催された慰霊祭
追悼辞を述べる遺族会のヤン会長
献花する遺族ら
事件現場のトンネル。周囲には米軍の銃撃痕を示す白い丸印が無数にある

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