2020年2月14日金曜日

『週刊韓国ニュース 第239号』(2020.2.14)


《開城工団中断から4年、市民ら再開求め米国大使館前で記者会見「米国は妨害するな」》

 「開城工団・金剛山観光再開 汎国民運動本部」は2月10日、ソウル市の米国大使館前で記者会見し、米国の干渉に反対し、開城工団の再開を求めた。開城工団は4年前のこの日、朴槿恵(パク・クネ)政権が一方的に中断を宣言した。
 李昌馥(イ・チャンボク)6・15南側委員会常任代表議長は、「開城工団は『平和の象徴』であり、『わが民族同士』で協力し共同繁栄を目指す意味が込められている」と語るとともに、「南北関係発展の妨害ばかりする韓米の作業部会(ワーキンググループ)は解散すべき」と強調した。
米国大使館前で、南北協力への米国の妨害に抗議する「開城工団・金剛山観光再開 汎国民運動本部」の会員ら
韓米ワーキンググループの解体を求める李昌馥6・15南側委員会常任代表議長(前列右から3人目)と金弘傑(キム・ホンゴル)民和協代表常任議長(同2人目)
光化門広場から政府庁舎までデモ行進する市民ら
チョン・ギソプ開城工団企業協会会長(左)が統一省関係者に書信を伝達し、開城工団の再開を求めている


《ソウル・鍾路選挙区が大統領選挙前哨戦に、李前首相「善意の競争期待」》

 4月15日投開票の第21代韓国総選挙(総選挙)と関連し、ソウル市の鍾路選挙区が大統領選挙の前哨戦の様相を呈している。
 同選挙区には、「共に民主党」の李洛淵(イ・ナギョン)前首相が1月23日に出馬を表明し、2月7日には自由韓国党の黄教安(ファン・ギョアン)代表も、党内の声に押される形で出馬を表明した。これを受け、李前首相は7日、「鍾路と大韓民国の未来のための『善意の競争』を期待する」と表明した。
メディア懇談会で鍾路選挙区出馬を表明した李前首相(20.1.23 ソウル)
鍾路選挙区の市民と握手する李前首相(左、20.2.13)

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