2020年2月21日金曜日

『週刊韓国ニュース 第240号』(2020.2.21)


《「韓米合同軍事演習の中止を」6・15南側委員会など市民社会団体が記者会見》

 6・15南側委員会など83の市民社会団体は2月19日、ソウルで記者会見を開き、3月中旬に予定される韓米合同軍事演習の中止を求めた。
 参加者らは記者会見文を通じ、韓米両国が昨年、合同軍事演習「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」を終了し、名称変更して規模も縮小するとしていたが、「実際には先制打撃、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)政権の除去など敵対的な軍事訓練を継続した」と指摘し、北朝鮮に対する軍事的脅威を継続していると訴えた。
「軍事行動を中止し対話再開」と書かれたプラカードを掲げる参加者ら
記者会見で韓米合同軍事演習の中止を訴える参加者ら


《韓国総選挙-進歩政党の選挙人団申請が10万人超え》

 一般市民らで構成される選挙人団を通じ、比例代表候補を選出するとしている進歩政党の民衆党と正義党では、選挙人団登録者がそれぞれ10万人を超え、熱気を帯びている。
 民衆党は2月18日まで「民衆公認制」と称して、比例代表を選出する選挙人団を募集した結果、16万人以上が申請したと明らかにした。この中には党員4万3千人が含まれており、一般市民の申請者は11万7千人にのぼる。
 正義党は2月17日まで市民選挙人団を募集した結果、約12万人が申請したとする暫定集計結果を発表した。この他、比例代表選出選挙には約3万7千人の党員も参加する。
選挙対策本部の結成式でスローガンを叫ぶ民衆党関係者と支援者ら(2.3 ソウル・国会)
正義党と「障碍者差別撤廃2020総選挙連帯」が開催した「市民選挙人団参与に関する政策協約式」(2.7 ソウル・国会)

《光州民衆抗争を「北の仕業」と強弁してきた池萬元氏に有罪判決》

 光州民衆抗争を「北の特殊軍の仕業」と強弁し、名誉棄損で起訴されていた池萬元(チ・マノン、79)氏に対し、ソウル中央地裁は2月13日、名誉棄損を認め懲役2年の実刑判決を下した。
 判決では、光州抗争当時の写真の人物の顔が「北の高位幹部と同じ」という池氏の主張に関して「裏付ける資料がない」と指摘。「被告(池氏)は5・18民主化運動の歴史的真実を明らかにするのではなく、その歴史的価値をおとしめており、誹ぼうの目的が認定される」とし、池氏の主張が虚偽であると認めた。
自由韓国党(現、未来統合党)議員らが主催し、池萬元氏が講師として参加した5・18国民向け公聴会に抗議する「5月オモニ会」の会員ら(2019.2.8 ソウル・国会)
公聴会の講演で、「光州民衆抗争への北朝鮮軍の介入」「全斗煥は英雄」などと強弁した池萬元氏(2019.2.8 ソウル・国会)
池萬元氏に対し「真実をわい曲するな」「光州を侮辱するな」と書かれたプラカードを掲げる市民ら(2019.2.8 ソウル・国会)

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