2019年10月18日金曜日

『週刊韓国ニュース 第225号』(2019.10.18)


《検察改革求める第9回キャンドル集会、李理事長「親日検察・独裁体制の鎖を断ち切ることが改革」》

 「第9回 司法積弊清算のための検察改革キャンドル集会」が10月12日、ソウルの大検察庁(最高検)前で開催された。
 集会では、李富榮(イ・ブヨン)自由実践財団理事長(前国会議員)が「検察は日帝時代の親日検察、軍事独裁体制をそのまま受け継いでいる。この遺伝子の鎖を断ち切ることが検察改革」と訴えた。
大検察庁周辺を埋め尽くした第9回キャンドル集会
キャンドルを掲げる市民ら
「高位公職者犯罪捜査庁・検察改革」と書かれたハンドライト


《チョ国法相、直接捜査縮小などの検察改革案を発表》

 チョ国(チョ・グク)法相は10月14日、ソウルの法務省庁舎で検察改革案を発表した。
 改革案では、検察の直接捜査縮小のためにソウル中央地検・大邱地検・光州地検の3地検を除く7地検の特捜部を廃止するとし、特捜部の名称も「反腐敗捜査部」に変更される。捜査対象については「検事長が指定する事件」としていた現行規定を改正し、公務員職務関連犯罪、重要企業犯罪などに具体化する。
検察改革案を発表するチョ法相


《政府主管で釜馬民主抗争40周年記念式、文大統領「民主主義を開いた偉大な抗争」》

 10月16日、慶尚南道・昌原市の慶南大で政府主管により釜馬民主抗争40周年記念式が開催された。釜馬民主抗争は、釜山と馬山(現在の昌原)の学生と市民が維新独裁に抵抗し闘った大規模な民主化運動であり、1979年10月16日に釜山で始まり、同月18日には馬山まで広がった。政府は9月24日、40周年を迎える釜馬民主抗争を国家記念日に指定した。
釜馬民衆抗争記念式典であんさつする文在寅(ムン・ジェイン)大統領
文大統領から慰労される釜馬民衆抗争参加者のオク・チョンエさん(右から2人目)とチェ・ガプスンさん(右端)
釜馬民衆抗争当時、デモ行進する市民・学生ら(1979.10月)

非常戒厳令宣布後、旧釜山市庁前で市民を監視する軍の戦車(1979.10月)
釜山市内で催涙ガスを噴射する軍車両(1979.10月)
非常戒厳令宣布後の釜山大学正門前(1979.10月)

釜山市内をデモ行進する市民・学生ら(1979.10月)

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