2020年4月10日金曜日

『週刊韓国ニュース 第247号』(2020.4.10)


《文在寅大統領の支持率が56%、新型コロナウィルスへの対応を評価》

 世論調査会社「韓国ギャラップ」は4月3日、3月31日から4月2日にかけて行った調査結果を発表した。
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国政については「評価する」が56%で、2018年10月末以来の最高値を記録した。「評価しない」は36%だった。評価する理由として「新型コロナウィルスへの対応」が58%を占めた。
韓国ギャラップによる世論調査


《「朝鮮学校差別を中止せよ」韓国の市民団体が国際キャンペーン開始》

 日本政府による朝鮮学校の高校無償化制度、幼保無償化制度からの排除、さいたま市による埼玉朝鮮幼稚園へのマスク不支給問題(抗議を受け支給に転換)などを受け、6・15南側委員会、「ウリハッキョと子どもたちを守る市民の会」、韓国YMCA全国連盟などは4月3日、ソウルの「平和の少女像」前で記者会見し、国際キャンペーン「日本政府は朝鮮学校差別を中止せよ」を展開し、朝鮮学校への無償化適用を実現すると明らかにした。
「平和の少女像」前で記者会見する市民社会団体のメンバーら
「朝鮮学校差別を中止せよ」と書かれたプラカードを掲げる参加者ら


《済州4・3追悼式開催、文大統領「1つ残らず明らかに」》

 1948年の「済州4・3抗争」の犠牲者を追悼する「第72周年4・3犠牲者追悼式」が4月3日、済州島の「4・3平和公園」で開かれた。
 式典では、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が追悼あいさつを通じ、「虐殺現場で何が捏造されたのか、何が私たちを『くびき』につないでいるのか、何が済州島民を死に至らしめたのか。これらを1つ残らず明らかにすべき」と強調し、遺族らの名誉回復と賠償・補償などのために、4・3特別法改正案の国会通過を求めた。
「4・3犠牲者追悼式」であいさつする文在寅大統領
新型コロナウィルス対策として、式典参加者の間には一定の距離が保たれた

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