2020年4月24日金曜日

『週刊韓国ニュース 第249号』(2020.4.24)


《韓国政府に南北関係改善の動き、鉄道連結と遺体発掘作業の再開へ》

 第21代総選挙で与党「共に民主党」が大勝したことを受け、韓国政府は南北関係改善に向けて動き始めた。
 韓国政府は4月20日、板門店宣言2周年を迎える27日に南北連結鉄道「東海北部線」(東海線)の推進記念式を江原道・高城郡で開催すると明らかにした。国防省も同日、朝鮮戦争の激戦地で江原道・鉄原郡にある「ファサルモリ高地」での遺体発掘作業を、南側単独で再開すると発表した。
北側の開城にある板門駅で行われた「南北鉄道・道路連結および現代化着工式」で線路締結式を行う南北人士ら(2018.12.26)


《4・19革命60周年記念式、文大統領「より成熟した民主主義へ」》

 政府主催の「第60周年4・19革命記念式」が4月19日、ソウルの「4・19民主墓地」で開催された。
 文大統領はあいさつで、「4・19革命の精神を人類史に残すため、4・19革命の記録物の『ユネスコ世界記録遺産』登録を推進する」と述べ、「偉大な民主主義の歴史を記憶し、その誇りを胸に、より成熟した民主主義に向けて努力すべき」と強調した。
 式典後、文大統領は4・19革命で犠牲になった故陳英淑(チン・ヨンスク)さんらの墓地を参拝した。
記念式であいさつする文大統領
4・19革命犠牲者の墓地を参拝する文大統領


《セウォル号惨事6周忌記憶式、遺族ら「真相究明と責任者処罰を」》

 「セウォル号惨事6周忌記憶式」が4月16日、京畿道・安山市の「生命安全公園」で開催され、遺族・市民ら約1,000人が参加した。
 4・16セウォル号惨事家族協議会のチャン・フン運営委員長はあいさつで、「私たちは今も子供たちを送り出せていない。国家が責任をもってセウォル号惨事の真相を明らかにし、責任者を処罰すべき」と訴えた。
 惨事の現場である全羅南道の木浦・珍島でも記憶式が開催された。
京畿道の生命安全公園で行われた記憶式
引き揚げられたセウォル号が置かれている木浦新港で行われた記憶式

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